「家でなかなか子どもが勉強しない…」と悩まれている保護者の方はとても多いですよね。
かくいう私も、小学校低学年ではありますが、我が子がなかなか勉強に取り掛からない姿を見てヤキモキすることがあります。では、いったいどれくらいの時間、家で勉強したほうがよいのでしょうか?
今日は、小中学生の平均的な学習時間について考えていきます。
東京大学とベネッセが共同で行った2022年の調査(*1)で、平日の学校外の勉強時間の結果があります。
小学1年生〜3年生は48分、4年生〜6年生は78分、中学生は103分という結果でした。
(ちなみに高校生は112分だそうです)
この数字を見て、どのようにお感じになられたでしょうか?私は「意外に勉強しているな」と思いました。ここには、宿題だけでなく、塾での勉強時間や通信講座などの時間も含まれています。なので、おそらく塾に通っている層が平均を引き上げているのではないかと思います。
学校の宿題をやっている時間だけに絞ってみると、小学1年生〜3年生は30分、4年生〜6年生は38分、中学生は47分です。この数字は、私の実感値にも近いです。乱暴に解釈すると、塾に行っていない場合、宿題に取り組む30分〜50分だけが家庭での学習時間といえそうです。
ここで、別のデータを見てみます。前年の2021年の同調査(*2)では、中学生の成績上位層と、中位層、下位層の学習時間の違いが明らかにされていました。下記のようになっています。
このデータに着目すると、下位層は絶対的な勉強量で上中位層と差がついていることがわかります。成績を上げるためには、ある程度の勉強時間を確保することは、やはり重要といえそうです。
では、9分しか違わない上位層と中位層は何が違ったのでしょうか?下記の3つであるとされています。
①テストで間違えた問題をやり直す
②自分にあった勉強のやり方を工夫する
③何がわかっていないか確かめながら勉強する
両者には、勉強方法に違いがあるといえますね。この結果には、大変納得がいきます。
ただし、疑ってかかってみると、勉強している時間といっても子どもが自分の部屋に行って本当に勉強しているのか?スマホなどに気を取られていないか、とくに中下位層については疑問が残ります。
大橋学舎では、まずは通い放題で勉強時間を確保することを最重要視しています。
(塾に来ていての勉強であればスマホもできないですね)
その上で、闇雲に勉強するのでなく、その子にあった勉強方法を身につけ、テストで点がとれるように実践していくのが大切です。小学生は、1科目から非常に安価な月謝にしており、早いうちから学校の宿題をきちんとやり、補足的な教材で授業の理解度を高めていくことを大切にしています。
お子様にあった勉強方法や通い放題に興味を持たれた方はぜひお気軽にお問い合わせください。
*1東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所「子どもの生活と学びに関する親子調査2022」
*2東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所「子どもの生活と学びに関する親子調査2021」